歯科の自費率 10.8%
「一部の医科より少ない」
歯科は医科に比べて自費診療が多いと言われることがあるが、その割合は10.8% で、 皮膚科 33. 9% 、 産婦人科 26.7%、 外科 19.9%、 小児科 18. 6%よりも少なく、金額ベースでは一般診療所 (全体) や内科よりも少ない。 日本歯科医師連盟の村岡宜明副会長が平成29年の自費率について紹介した。
村岡副会長によると歯科は、 ① 「医業・介護収益」 が4,069万円で、うち② 「自費診療等の収益」は440万円 (10.8%)。
医科は皮膚科が ①9,117万円、 ② 3,087万円 (3 3.9%)、 産婦人科が ①8,700万円、 ② 2,322万円 (26.7%)、 外科が ① 8,268万円、 ② 1,648万円 (1 9.9%)、 小児科が ① 1億3,413万円、②2,498万円 (18.6%)、 整形外科が①1億1,689万円、②985 万円 (8.4%)、 一般診療所 (全体) が ①8,766万 円、②642万円 (7.3%)、 内科が ① 7,922万円、② 516万円 (6.5%)などと続く。
10月29日の日歯連盟の記者会見で高橋英登会長は、歯科の自費が決して高くないというデータを活用して、医科と歯科の初再診料等の格差を縮めるよう取り組む構えを見せた。
(11/9 日本歯科新聞より)