口腔清掃でコロナ重症化リスク軽減
-「知ってる」7.3% -
国民の4割は、歯周病によってウイルス感染しやすくなる可能性を認知しているものの、口腔清掃がインフルエンザ感染リスクを下げることを知っているのは2割に留まり、新型コロナウイルス感染の重症化リスクを軽減する可能性については1割を切っている。日本歯科医師会が全国の15~79歳の男女1万人に行った「歯科医療に関する一般生活者意識調査」によるもの。
歯や口の健康と全身の健康の関係についての認知度では、「歯周病を放置すると、歯周ポケットという深い溝ができてしまい、細菌の温床となり、ウイルス感染しやすくなる可能性があること」は39.5%が「知っている」と回答。一方で「歯磨きなど口腔内を清潔にすることで、インフルエンザへのリスクを下げること」「舌磨きなどが新型コロナウイルス感染の重症化リスクを低減できる可能性があること」を知っているのは23.6%、7.3%に留まり、認知しているか否かで実際の口腔清掃の取り組みにも差が見られた。
(9/29 日本歯科新聞より)