歯科医療 感染リスク高くない
-PCR検査の陽性率-
歯科医師の新型コロナウイルス(SARS–CoV–2)のPCR検査陽性率は、国民の平均的な値と同程度で、歯科医療での感染リスクは高くない—。日本口腔衛生学会の新型コロナウイルス感染症(COVID–19)対策検討作業部会のアンケート結果によるもの。
調査は、4月に緊急事態宣言が発出された7都府県(東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、福岡)とPCR検査の陽性者の比較的多かった北海道と愛知県を加えた9都道府県歯科医師会を対象に実施。陽性状況を把握していない2つの歯科医師会を除き、会員数当たりの陽性者率と調査都道府県民の人口当たり陽性者率を比較した。
結果、7都道府県の平均で、歯科医師10万人当たり陽性者数は24人、都道府県民(30歳以上)の陽性者数は22人で、統計学的な有意差は認められなかった。
(9/1 日本歯科新聞より)