アルツハイマー病を悪化
-歯周組織破壊酵素ジンジパイン-
九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と中西博教授らの研究グループは、歯周病原因菌のジンジバリス(Pg菌)の出す歯周組織破壊酵素ジンジパインが、アルツハイマー病の悪化につながる因子だと明らかにした。歯周病がアルツハイマー病患者の認知機能を低下するとの報告があるが、その詳細は不明で、同研究グループはこれまでPg菌の主な病原因子のリポ多糖によるミクログリアのToll様受容体活性化がリソソーム酵素カテプシンB依存的に慢性的な脳炎症を誘発し、中年マウスの学習・記憶低下を引き起こすのを解明。しかし、Pg菌のミクログリアに対する作用を検討した。
研究結果より、Pg菌はリポ多糖によるToll様受容体の活性化に加え、RgpとKgpによるPAR2の活性化により移動ならびに炎症反応を惹起すると判明した。
同研究成果は英国科学誌『Scientific Reports』オンライン(9月18日)に掲載された。
(10/3 日本歯科新聞より)
この記事を監修した医師
こばやし歯科クリニック
院長/歯科医師
小林 裕直KOBAYASHI HIRONAO
当院の記事は「患者を家族のように想い、誠実で最良の治療を提供し続ける。」という当医院の理念のもと、院長が監修しています。不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
経歴
- 1994年 日本大学歯学部 卒業
- 1999年 こばやし歯科クリニック 開院
- 2001年 医療法人社団裕慈会 設立
- 2002年 宮の前歯科クリニック 開院
- 2010年 こばやし歯科クリニック 移転
- 2016年 せんげん通り歯科 開院
所属団体
- 日本顎咬合学会 会員
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本歯科保存学会 会員
- Camlog Academy 会員

