8020初の5割超え
-歯科疾患実態調査-
厚労省は2日、平成28年歯科疾患実態調査を公表した。
「75 〜 79歳」と「80 〜 84歳」の20本以上の歯を有する人の割合を基に推計した「8020」は51 . 2 %と初めて50 %を突破した。
平成5年調査では「8020」は10. 6 % (推計)だったが、歯科医療関係者らによる8020運動やプロフェッショナルケアなどにより口腔の健康の重要性が国民に浸透した結果、5割を超えたと考えられる。
同調査は、歯科保健の状況を把握し、今後の歯科保健医療対策を推進するための基礎資料を得ることを目的とし、昭和32年から6年ごとに実施してきたが、平成24年に策定した「歯科ロ腔保健の推進に関する基本的事項」の中間評価に合わせ、今回から調査周期が5年となった。
今回の被調査数は6278人(男性2868人、女性3410人)でロ腔診査受診者は3820人(男性1667 人、女性2153人)。
(6/6 日本歯科新聞より)