骨太方針に明記
-「歯科健診」「歯科保健医療」の充実-
政府は、経済財政諮問会議と未来投資会議を9日に開き、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針) 2017」と「未来投資戦略2017」をまとめ、閣議決定した。
骨太方針には直接的な歯科関連の文言としては09年以来となる「歯科健診の充実」「ロ腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実」が盛り込まれた。
日本歯科医師会は同日、骨太方針に歯科の文言が明記されたのを評価した上で、「社会保障に安心感を持つことが、消費の活性化、経済の活性化にもつながるものと認識しており、 国民の健康と生活を守る立場で責任を果たしていきたい」などとする見解を発表した。
今年は5月下旬の経済財政諮問会議で民間議員から歯科健診の充実などが提言され、まとまった骨太方針には「ロ腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対するロ腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む」と09年に比べて具体的な施策に踏み込んでいる。
(6/13 日本歯科新聞より)