合格率63.3% -昭和61年以降過去最低-
第107回歯科医師国家試験の合格者数が2,025人、合格率63.3%と、年間1回の試験に変更された昭和61年以降では過去最低となった。
厚労省が18日に発表したもので、新卒、既卒を含めた総受験者数は3,200人。
合格者は既卒者より新卒者の方が高い傾向にあるが、今年は大学によっては既卒者の方が高いところもある。
合格者の最高年齢は50歳の男性だった。
異例の合格率の低さにより、卒後臨床研修への影響を心配する声も聞かれる。
卒後臨床研修を受け入れる施設側では「病院歯科を始め、1人2人の少人数採用を予定している医療機関は、研修医も労働力と見なしている傾向があるので、不合格者が多いと再募集をかけても、穴が埋まらない施設が出てくるのではないか」との懸念の声も出ている。
(3/25 日本歯科新聞より)