合格率5割切る可能性
-歯科国試で日歯が見解発表-
歯科医師国家試験の合格率が平成28年には5割を切る可能性がある。
日本歯科医師会が4月24日の理事会後の定例会見で発表した「第107回歯科医師国家試験の結果に関する見解」でのシミュレーション結果として盛り込まれたもの。
26年の同試験の合格率63.3%だった。
日歯が今回発表した推計値は、それをさらに上回る驚くべき結果となっている。
大久保会長は会見で「今後、この数値を上回るという意味で予測が外れることを願う。歯科大・歯学部には歯科医師として不適切な学生に将来の適切な進路をすすめることも考慮すべき」と述べた。
シミュレーションは平成22年歯科国試の実績と16年の大学入試偏差値との相関から得た回帰直線式を基に、23〜28年の国試合格率の推計値を算出したもの。
( 5/6 日本歯科新聞より )