「親知らず」で神経再生
「親知らず」で神経再生 - 愛知の病院臨床研究へ 歯髄の幹細胞を移植 -20172017
虫歯の治療で抜いた歯髄を再生させるため、親しらずなどから取り出した歯髄幹細胞を移植する臨床研究の実施を厚生労働省科学技術部会が10月18日承認した。
計画では親知らずなど不要な歯を抜いて歯髄の中にある幹細胞を採取、約6週間培養して数を増やし、その後穴を開けて歯髄を抜いた虫歯の中に、幹細胞とともに歯髄の再生を促す薬剤やコラーゲンを注入し、セメントなどで穴をふさぐ。
成功すれば、移植した幹細胞が神経や血管をつくるタイプの幹細胞を歯の根元側から少しずつ引き寄せ、約1ヵ月で歯髄がほぼ再生する。
2012(10/19 神奈川新聞より)