歯周病の放置で医科医療費が1.6倍に
歯周病を放置すると年間の医科医療費が1.6倍になることがわかった。東北大学大学院歯学研究科の衣川安奈助教、竹内研時特命教授らの研究によるもの。早期の歯科治療の重要性が示唆された。
研究は、自治体データベース「LIFE Study」に参加している自治体の1つから、40歳以上で歯周病の診断を受けた652人を対象。医療費は、歯周病治療の有無を判定した後の2年間の医科医療費、歯科医療費、調剤医療費から計算し、年間医療費のコスト比とコスト差を推定した。
全体の91%(593人)が歯周病の治療を受けた。歯周病の治療を受けた人と比較し、治療を受けなかった人では、その後の年間医科医療費がコスト比で1.56倍、コスト差では5万9350円高いことがわかった。年間歯科医療費で見た時の、治療を受けなかった人のコスト比0.14倍、コスト差3万2390円減少よりも大きかった。
研究成果は、『Journal of Periodontology』(4月19日)に掲載された。
(5/12日本歯科新聞より)

