「歯周病に有効」と謳える世界初の医療機器 が登場
– Lukeと東北大-
世界で初めて、「歯周病に有効」と効果を謳える 医療機器が登場。歯科用医療機器とソフトウェ ア開発などを行うLuke (本社・仙台市、菅野太郎・ 杉本知久社長)は、東北大学との共同研究で開発 した歯周治療機器「ブルーラジカルP-01」および 患者行動変容アプリ「ペリミル」を紹介する記者会 見を東京都港区のアーク森ビルで4日に開いた。
菅野氏は、「機器の使用目的・定義に、『歯周治 療時に歯周ポケット内の殺菌、スケーリング』と明 記され、『歯周病に効く』と効果を謳える医療機器 として承認を取得した」と概説した。
機器は、歯周ポケットの深さが6ミリメートル以上の 重度歯周病患者を対象に使用するもので、外科処 置をせずにスケーリングで、歯周ポケット内の細菌 を殺菌・除去する。超音波振動で歯周ポケット内 の歯石・歯垢を除去しつつ、チップの先端から噴 射される過酸化水素水に青色可視光を照射して生成される「ラジカル殺菌」技術で殺菌する。 従来の超音波振動のみの治療法の場合、重度 歯周病では細菌の取り残しが発生するケースが 多く、抜歯や抗菌薬の投与を余儀なくされてきた が、同機器では99.99%を殺菌できるという。
(6/11 日本歯科新聞より)