「歯垢」と「歯肉炎」の関係 統計学的に初めて確認
学校歯科健康診断の歯垢の付着状況と、歯肉炎(要注意GO·要治療G)およびCOとの相関関係が明らかになった。6月26日に東京都千代田区の歯科医師会館で開かれた日本学校歯科医会定時総会で、学術委員会報告をした野村圭介常務理事は「この相関関係がはっきりと統計学的に確認できたのは本邦初めて」と意義を強調した。
「歯垢の付着」は「O」「1」「2」で標記し、GOとCO、う蝕の状況は健康診断票から抽出。
歯垢「O」群は「歯肉が健康」は中学生 88.6%(高校生 93.0%)(以下()内は高校生)、「GO」9. 7%(3. 7%), 「G」1. 7% (3. 3%)「1」の群は「健康」15.9%(36.4%)、「GO」77.8%(52. 6%), 「G」6. 2%(1 1. 1%)
「2」の群は「健康」2.3%(43. 7%)、「GO」19.4%(4.0%)、「G」78.3% (52.3%)だった。
中学生、高校生のいずれも歯垢「0」では歯肉が健康な人が多く、「2」では「G」の割合が高くなっている。
( 7/9 日本歯科新聞より )