歯周病リスクが3倍
-受動喫煙男性 喫煙者と同等-
タバコを吸わなくても受動喫煙の環境下にいる男性は、歯周病のリスクが高まる。
国立がん研究センターと東京医科歯科大学が多目的コホート研究の喫煙状況に関するアンケート調査から明らかにした。
Tobacco Induced Diseases が2015年13巻に掲載した。
コホート研究は、1990年に秋田県横手保健所管内に住む40〜59歳の男女1万5千人を対象に、生活習慣等のアンケート調査を、2005年に同対象者に歯科アンケート調査と歯科健診受診を実施している。
06年1月までに1164人(男552人、女612人)が歯科研究に参加し、種々の関係性の解析を進めている。
今回は、非喫煙者を「受動喫煙経験なし」「家庭のみ受動喫煙あり」「家庭以外の場所(職場等)のみ受動喫煙あり」「家庭及び家庭以外の場所での受動喫煙あり」に分け、「喫煙者」「過去喫煙者」とともに対照群を6グループに分類。
6ミリ以上の歯周ポケットが1歯以上ある場合を重度歯周病とし、喫煙状況との関連を解析した。
(9/1日本歯科新聞より)