全国ネットワーク設立 -口腔がん早期発見システム-
日常の診療で口腔がんのスクリーニングをー。
全国の開業医と二次医療機関のネットワークを構築し、口腔がんの早期発見を目指す「口腔がん早期発見システム全国ネットワーク」が発足した。
口腔咽頭がんは、年間約1万3千人が罹患し、6千人以上が死亡しており増加傾向にある。
同ネットワークは「早期発見は歯科医の責務」と強調。各地で口腔がん検診の取り組みがみられるようになったとした上で、「集団検診では、千葉での発見率0.11%ほどが限界だと思う。
より一層、歯科医院で個別検診が必要」と訴え、取り組みとして、社会への啓発活動や、集団検診および歯科診療所での検診システム構築、検査機関と基幹病院を含めた連携体制の構築、診療・治療に携わる病理医や口腔がん治療医などのプロフェッショナルの育成、研修会の実施などを挙げた。
(1/1 日本歯科新聞より)