歯は目ほどにモノをいう
人はだれでも美しく、魅力的でありたいと願います。
美しくみえることは、健康の条件でもあります。
そして身体中でもっとも気になるところが顔ではないでしょうか。
さらに、顔のなかで最も大切なところは–。美人の形容詞に使う明眸皓歯は目もとが美しく、歯が白いことであるが、口は視線の注がれるところです。
また、「目は口ほどにモノをいい」などという諺があって、とにかく人の表情は目に現われると思いがちですが、ほんとうは目より、口の回りのほうが比較にならないほどたくさんの表情筋が集中しているのです。
たとえその人が無言でいても、口の回りの筋肉の動きでその人の気持ちの動きが手にとるようにわかる場合もあります。
また、なんとなく品がないとかだらしがないなどの嫌われる表情も、口許が原因です。
食べ物を食べるときも、口許をみればその人の品性がわかるとまでいわれるほどに、口許こそが表情を現わす大きなポイント、つまり、歯の果たしている役割は実に大きいといえます。
参考資料:「人生は歯で決まる」(株)日本地域社会研究所