歯が痛い!しみる!虫歯と間違いやすい知覚過敏の特徴や対処法について|北区上中里、尾久、梶原の歯医者

こばやし歯科クリニック

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歯が痛い!しみる!虫歯と間違いやすい知覚過敏の特徴や対処法について

虫歯と知覚過敏は症状が似ているため、見分けがつきにくい傾向にあります。しかし、どちらも悪化すると歯の神経を失う可能性があることから、放置するのは危険です。歯が痛んだりしみたりしたら、早めに歯科医院へ相談するようにしましょう。
今回は知覚過敏の特徴や対処法について分かりやすくご紹介します。

 

歯が痛い!しみる!時に考えられる原因

歯の痛みやしみる感覚は、何らかの異常があるサインです。原因は1つではなく、場合によっては複数隠れていることもありますので、放置せずに一度歯科医院で検査を受けましょう。
歯が痛んだり、しみたりするときに考えられる主な原因は、以下のとおりです。

●ある程度進行した虫歯
細菌が出す酸によって歯が溶かされる虫歯は、進行すればそれだけ痛んだり、しみたりします。表面に存在するエナメル質内であれば無症状の場合が多いですが、象牙質に進むと歯髄(神経のある組織)につながる無数の管があるため、症状がではじめます。
しかし、なかには変化をほとんど感じないケースもあり、その場合は虫歯の進行に気づきにくいため注意が必要です。

●重度の歯周病
歯周病が進行すると、歯ぐきが下がって今まで隠れていた歯根(歯の根っこ)の表面が外気に触れてしみることがあります。かみ合わせの部分よりもエナメル質が薄いため、刺激を感じやすいのが理由です。

●歯のヒビ
歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯に余計な力がかかり細かいヒビが入ったり、場合によっては割れたりすることがあります。それによって刺激が歯髄に伝わりやすくなり、痛みを感じるケースも少なくありません。とくにかみこんだまま横にスライドさせるタイプの歯ぎしりをする場合は、力がかかりすぎるため注意が必要です。

●エナメル質が薄い
エナメル質が薄いと外からの刺激が歯髄に伝わりやすくなります。歯磨きの圧が強かったり、市販のホワイトニング(歯をこすって白くするタイプ)を使ったりすると、リスクが高まるため注意しましょう。

●知覚過敏
温度差のあるものや、濃度の濃い薬液が歯の表面にふれることでしみたり、痛んだりします。
次の項で知覚過敏の特徴や原因をさらに詳しくみていきましょう。

 

知覚過敏ってなに?

知覚過敏は、外的な刺激によって歯がしみる症状のことを指します。
「虫歯と思って歯科医院に行ったら知覚過敏だった」というケースは珍しくなく、とくに冷たいもので痛みを感じる方が多くいます。
「知覚過敏と思っていた歯が実は虫歯だった」というケースもあるため、かならず一度は検査をして状態を把握するようにしましょう。
知覚過敏の特徴は以下のとおりです。

●細菌が原因ではない
知覚過敏はエナメル質が薄くなったり、ヒビが入ったりなど状況の変化で引き起こされる症状であり、細菌は関与していません。たとえ虫歯予防が完璧でも、知覚過敏になることはあります。

●忙しい方や大雑把な方に多い
忙しいときは歯磨きに充分な時間を確保できず、力任せに磨いてしまいがちです。とくに歯ブラシをグーのように握っている方は、必要以上の力が加わっている可能性が高いため、注意しなければいけません。

●進行すると神経を失う可能性がある
歯ブラシの毛先をあてただけで強い痛みを発するようになると、磨き残しが増えて周りの歯の虫歯や歯周病リスクまで高まります。そのため、原因となっている歯の神経を取り、しっかり歯磨きができる環境を作らなくてはいけません。
知覚過敏の原因をできるだけ早く改善することで、悪化を予防することが可能です。

 

もし知覚過敏だった場合の治療法とは

知覚過敏がおこった場合は、歯科医院でおこなう治療とホームケアの両方が必要です。まずは歯科医院で状態を調べて、普段の生活では歯に優しい歯磨きや食生活を心がけましょう。

●歯科医院でできること
痛みの強さによって処置・治療内容が異なります。治療回数を少なくするためにも、症状がでたら早めにご来院ください。
○軽度の場合
歯の負担を減らすためのブラッシング指導や、日常生活のアドバイスをして様子をみます。
○痛みが頻繁に発生する場合
外部の刺激を感じにくくするためのコーティングをしたり、根元が擦り減っているケースではプラスチックの詰め物などをしたりして対処します。
○強い痛みが続いている場合
強い痛みがあり、歯の神経を残しておくことが難しいと判断した場合は、根管治療をして痛みを感じない状態にします。神経を取るデメリットについても分かりやすくご説明し、治療後は定期検診に来ていただきます。

●自宅でできること
自分にあったセルフケアを取り入れて、知覚過敏の悪化や進行を防ぎましょう。
○お手入れの改善
磨き圧や磨き方が原因の場合は、歯科医院でブラッシング指導をして、ご自宅で正しいお手入れを実践していただきます。時間に余裕をもって丁寧におこないましょう。
○ナイトガードの使用
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、ナイトガード(専用のマウスピース)を使って悪化を防いでください。毎日使用することで顎関節症の予防にもつながります。
○酸性の強い食品を避ける
酸性の食品はエナメル質が溶かされやすいため、頻繁に摂取すると知覚過敏の発生や悪化につながります。すでに症状がでている場合は、できるだけ避けたほうがいいでしょう。

 

まとめ

知覚過敏は虫歯や歯周病のない健康な方でもおこりやすく、原因を改善しなければ歯の神経を失う可能性があるトラブルです。一度失った神経は二度と取り戻すことができないため、悪化する前に適切な処置を受けるようにしましょう。
当院では、ブラッシング指導やコーティングなどをおこなって、知覚過敏の悪化を防ぐことが可能です。症状がでたら早めにご相談ください。

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